ぼくの表現するもの

ブロガーからライター、編集者になった三十路男の雑記

仕事を辞めたいのに辞められない人の特徴

 

「会社がつまらない。」

「今の仕事はやりたいことではない。」

「でも、やりたい仕事がなんなのか自分はまだ見いだせていない。」

飲む度にこのような話をする友人がいる。

かれこれ3年前から同じことを言っているのだが、一向に仕事をやめる気配がない。

きっと、こういう人はとても多いのだと思うが、

会社の愚痴を言い続けて、3年以上も日々をやり過ごしているだけなんて虚しすぎる。

自分なら多少給料が下がろが転職して、興味のあることをやってみるだろう。

転職先がなければアルバイトでもなんでもいい。

私自身、そのようにして今の仕事を得た経緯があるし、これからもそのスタンスは変わらない。

友人にはもちろんそうアドバイスし続けている。

 

 

しかし、その友人がやっていることといえば、

・語学の勉強(スペイン語

理由→仕事の幅が広がるから

中小企業診断士の勉強

理由→資格が取れれば食いっぱぐれないから

 

因みに、これらは現在の彼の仕事に全く関係ないものになる。

私は、何をやっているんだと思う。

理由が全くもって明確ではないし、仮にそれをマスターしたとしても仕事の幅など広がる可能性は低い、資格を取ったところで食いっぱぐれないなどとは全く思わない。

 

ちきりん氏も自身の著書の中でこう言っている。

一流企業に10年以上も勤めながら、「自分には、市場で売れる特別な能力はなにもない。だから組織を離れたらやっていけない」と考える人がいます。そういう人の中には、多忙な仕事の合間をぬって学校に通い、資格を取得したり、外国語を学んだりして「市場で売れる能力を身につけよう」と必死に頑張る人もいます。 けれどその姿は、自分の足もとにある金塊に目もくれず、「何か価値あるモノ」を手に入れようとアチコチ探し回る、幼児や動物の姿に似ています。

引用著書:マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

どんな分野であれ10年も働いたら、「自分には売れるモノなど何もない」なんてことはありえません。もしそう感じるのだとしたら、その人に足りないのは「価値ある能力」ではなく、「価値ある能力に、気がつく能力」です。価値を価値と認識する能力を欠いたままでは、いくら大量の金塊を手に入れても、不安が消える日は永久にやってこない。

価値ある能力に、気がつく能力が欠如している

ちきりん氏の言葉を借りればこういうことだと思う。

友人はマーケットの動向は一生懸命勉強していているのかもしれないが、大切なことができていない。

それは自分との対話だ。

それが圧倒的に足りていないと感じる。

自分の持っている価値に気がついていない。

 

あるいはこういう状況も考えられる。

仕事が忙しすぎて考える余裕も時間もなく、ただ飲みの席で発散する時間しか持つことができないのかもしれない。

もし、そうなのだとしたら逃げて良いと思う。

壊れる前に逃げろ

本当に辛すぎて、壊れるくらいなら逃げた方が良い。

何人も心を病んで会社に来れなくなった人を見てきた。

一度心を壊してしまうと立ち直るのが困難だという話はよく聞く。

 

 マッチョ社長の言うように一度人生出直して、心と体を鍛えるのもありなのではないかと思う。

 

それでは今日はこのへんで。